安心・安全のための取り組み
「JIS認定」「M.Wigマーク」を取得した商品を利用
「アクアドール ヴィーナス」シリーズのウィッグは、JIS認定を取得しています。そして、JIS認定を受けていないと申請できないM.Wig認定も受けています。
JIS認定とは?
アクアドール ヴィーナスの商品は2016年1月、経済産業省JIS認定「医療用ウィッグ」の認定を受けています。日本工業規格(JIS規格)の4つの認証試験すべてに合格している商品です。
いま、医療用ウィッグを名乗るための条件は存在していません。上に挙げている認証試験がクリアされていなくても医療用ウィッグと売り出すことはできます。
そのため、お客様が「どれがいいのか分からない」「何を根拠に選んだらいいのか分からない」という現状があります。
中には、とても医療用ウィッグとは言えない、粗悪品を目にすることも多いです。
だからこそ義務ではないこの試験に合格し、JIS認定を取得されている、ウィッグをお客様におすすめしております。
ウィッグそのものの品質はもちろん、ウィッグへの真摯なスタンスを汲んでいただければ嬉しいです。
M.Wigとは?
M.WigのMは「Med(Medical)」のM。日本毛髪工業協同組合が行う、医療用ウィッグとして適した製品かという認定です。
Med・ウィッグ認証部会からJIS適合製品だと認められるだけではなく、日本毛髪工業協同組合に加入していることもM.Wig認定の条件となっています。
申請して審査を受けるには時間もかかりますし、コストももちろんかかります。 それでもJIS取得してM.Wig認定を受けているのは、「きちんと作った」ウィッグを使ってほしいという思いからです。
先にも書きましたが、医療用ウィッグには法的な規制はありません。M.Wigの認定も、受ける義務はないのです。
しかし、ファッションウィッグをそのまま医療用ウィッグだとうたって販売しているケースも多く、医療用ウィッグとは名づけられているものが多すぎて、どれが良質なウィッグなのかが埋もれて分かりにくいのが現状です。実際にM.Wig認定が生まれたきっかけも「患者の方からどんなウィッグが良いかという質問に答えられない」という医療機関の声にあります。
M.Wigサイトにも『医療用ウィッグマークは「売上拡大とする戦略上のアイテム」とする目的ではありません。』とあります。これは、M.Wig認定を受けたのは「第三者のさだめる基準をクリアしたウィッグであること」をお客様に知っていただき、安心してお使いいただくためです。その方が売れるから、ではないことを、はっきりとお伝えしておきます。
毎日使うものだから、はっきりと定められた品質基準をクリアしているウィッグを。それが私たちの一貫した思いです。
ウィッグについて
医療用ウィッグとファッションウィッグの違いは?
医療用ウィッグとは、 主に抗がん剤治療中の方や脱毛症などの方に使用していただくことを想定して作られたウィッグを指します。
医療用ウィッグには、長時間の着用に耐える「快適さ」や、夏季でも快適に過ごしやすいように「通気性」があること、 さらには、デリケートな地肌に優しい「素材」を使用していることや、治療中の外見に対する精神的負荷の軽減ができる「自然さ」などが求められます。
したがって、着用時の快適性と通気性、着用時の自然さを前提条件に、地肌に優しい素材を使用して作られていることが多く、この辺りが、奇抜なカラーやスタイルも多いファッションウィッグと医療用ウィッグの違いとなります。
ウィッグは、どのくらいの期間もちますか?
着用される頻度やお手入れの仕方などによって違ってきますので一概には言えないのですが、毎日着用し、お手入れをしっかりなさっている場合は約2年~3年程度が目安とお考えください。
下記のお手入れのポイントを守っていただくことが、大切なウィッグをより長持ちさせる秘訣です。
●シャンプーにお湯を使わない
●ブラッシングは毛先からやさしく
●静電気防止のためアクアドールミストでしっかり保湿
また、2つのウィッグを交互に着用されているお客様もいらっしゃいます。
ウィッグの着用を始める時、髪の毛は短く切った方がいいのでしょうか?
ご自身の髪をウィッグと同じスタイルにカットされると、周囲の人に違和感なく自然にウィッグに移行できます。
また、自毛が長い方は、ある程度短くされた方が自毛のケアもしやすく、ウィッグも着用しやすくなります。
ナチュラウィッグ では、専門のスタッフによるカットも行っておりますので、長さなどもご相談ください。
医療用ウィッグは、いつから着用し始めればよいのでしょう?
ご自身の髪をウィッグと同じスタイルにカットされる場合は、脱毛が始まる頃に着用を開始されると自然に移行しやすくなります。また、ご自身の髪を極力短くカットされる場合には、実際に脱毛が始まる前から着用されることになります。
医療用ウィッグは、どのタイミングで準備を始めるのがよいのでしょうか?
今のヘアスタイルやカラーに近いウィッグをご希望される場合は、できるだけ抗がん剤治療を始める前にウィッグをご準備されることをお勧めします。
ご自身の髪とウィッグを見比べながら試着できますし、治療中は体調が不安定になることもあります。
治療前の体調が安定しているタイミングでウィッグを準備しておかれると、気持ち的にも安心です。